やっぱり転職するの辞めようかな…
そんなお悩みの方のためにブラック企業の特徴を見分ける方法「求人票編」と「企業訪問編」でまとめてみました!
この記事でわかることは以下のとおりです。
この記事で分かること
- 求人票からブラック企業を見分ける方法がわかる
- 企業訪問時にブラック企業を見分ける方法がわかる
- ブラック企業に遭わないための活用アイテムやツールがわかる
私は現職のWebライターを含め、2度転職を経験しています。
右も左も分からない初めての転職活動では、主に公共職業安定所(ハローワーク)で転職先を探していました。
実際に応募していざ企業訪問してみると、幹部職の一人が時間を忘れており、始まってからも入社するのかどうなのかをまるで急かすような口調で印象は正直最悪でした。
そう感じた私は早速ブラック企業について「求人票から見分ける方法」や「企業訪問時に見分ける方法」をネットや動画などで調べたのです。
そう感じた私は早速調べてみたところ、求人票に始まり面接からブラック企業の特徴に当てはまる点が多数あったのです。
その企業にはもちろんお断りを入れて、ブラック企業の特徴に注意しながら転職活動を行い、最終的には優良企業に入社しました。
そこで転職活動では、調べること研究することが大事だと気づきました。
「求人票で見分ける方法」では6選「企業訪問時で見分ける方法」では5選解説します。
また今すぐ転職を考えていなくても、転職は時間をかけて研究を重ねることでホワイト企業へ出会う確率はあがります。 ⇒ ブラック企業を回避するマインド
ブラック企業を回避できる方法を紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ブラック企業を見分けるために回避すべきマインド
まずはブラック企業に遭わないための考え方を事前に確認してみましょう。
取捨選択し転職先の幅を広げる
同業種への転職であれば経験もあり、比較的転職しやすくなりますが、異業種の場合は今までの経験が活きるとは限らず企業側としては厳しい目でジャッジされてしまいます。
そんな中で、あれもこれもと条件をつけてしまうと転職先の幅が狭くなってしまいます。
転職先の幅を自分で狭めてしまうとそれだけブラック企業に遭う確率も上がってしまいますので、自分の中で優先順位をつけて条件の絞り込みをしましょう。
具体的には「転職先は地元がいい」という条件が自分にとって優先順位が高いのかどうかです。
そこまで優先順位が高くないのであれば、そこは捨てて転職先を探します。
このように条件を取捨選択し、転職先を探すことでブラック企業に遭う確率を下げていきましょう。
1年以上かけて企業研究をする
時間が取れるのであればできるだけ長く企業研究をしましょう。
企業研究方法としては
チェックリスト
- ホームページを確認する
- 「転職会議」などの口コミサイトを利用する
- 「就職四季報」などの転職情報本を活用する
- 企業説明会があれば参加する
- 求人票や求人情報サイトに毎回応募されていないか確認する
などです。
長く研究した分だけ見分ける力が身に付き、ブラック企業に当たりにくくなるので時間がある場合は、ぜひ実践してみましょう。
就職四季報2024年版 [ 東洋経済新報社 ]資格取得など自分磨きに時間を捧げる
時間があるのであれば、資格取得も良い方法です。
なぜなら資格があれば強みになるからです。以下の強みが挙げられます。
- 資格は更新や失効が少なく、取ってしまえば一生物になるから
- 異業種への転職であっても難易度が高い資格は十分アピール力になるから
- 資格を取り自分自身の市場価値を高めることで、ホワイト企業への転職確率を底上げできるから
将来を見据えて資格取得にチャレンジしてみましょう。
求人票からブラック企業を見分ける方法
ブラック企業の傾向がある求人票には以下の特徴があります。
なぜこのような特徴があるのか読み解いていきましょう。
下の画像はハローワークでの実際の求人票です。(企業名等は例)
求人票の項目に沿ってブラック企業の特徴を見分ける方法をまとめてみました。
試用期間が長い(6ヵ月~1年)【試用期間】
試用期間は3ヵ月が一般的です。
しかし企業によっては6ヵ月間だったり、長いところでは1年間設けている企業もあります。
長すぎる試用期間はブラック企業の疑いがあります。
なぜかといいますと
- 試用期間中は基本給が安く抑えられる
- 社会保険の加入抑制をしやすい
- 正社員に比べ解雇しやすい
などの特徴が挙げられます。
試用期間が3ヵ月ではない場合は、ブラック企業の特徴のひとつと言えます。
固定残業代がある【賃金】
固定残業代がある企業は、ブラック企業である可能性が高いです。
なぜなら固定残業代以上の残業を強要される可能性があるからです。
先に残業代を給料に加えることで給与が高いこと示し、蓋を開けたら労基法に触れるほどの残業を強要されるパターンが多いと考えられます。
残業時間が固定残業代未満になることはほぼ期待できないと思っておいて良いでしょう。
以上のことから固定残業代のある企業は気をつけましょう。
昇給・賞与がない・低い【昇給・賞与】
昇給や賞与が無いもしくは低い場合は、ブラック企業の疑いがあります。
これは言わずもがなですが、直接給与に反映されてくるので、年収に影響がでます。
昇給・賞与が無いもしくは低いというのもブラック企業の特徴に当てはまるといえるので注意して見てみましょう。
アットホームな職場【求人に関する特記事項】
「アットホームな職場です!」は、よく見かけるブラック企業の常套句です。
裏を返せば、
- 「馴れ馴れしく家族と同じような接し方をするので、ズバズバキツイことも言うよ。」
- 「プライベートのような接し方をしていくよ。」
と言っているようなものです。
こういった実績や数字で表すことなく、精神論のみで記載された企業はブラック企業の可能性が高いといえます。
20代~30代の若い世代が活躍【求人に関する特記事項】
「20代~30代の若い世代が活躍」も、よく見かけるブラック企業の常套句です。
この文言の本音は、必然的に若い世代しか活躍せざる負えない状況だといえます。
なぜ若い世代しか活躍せざる負えない状況だとブラック企業といえるのか。
それはベテラン社員となる40代~50代世代が勤続年数を重ねる前に退職してしまっているからです。
そのため年数の短い、若い世代しか在籍していない企業だということが分かります。
こういった企業は、勤続年数が短くても管理職など重責を負わされることもあるので非常に危険です。
以上のことから20代~30代の世代が多い企業はブラック企業といえます。
毎回求人募集がある
ハローワークや求人サイトに、毎年もしくは半年に1回など頻繁に求人を出している企業は、注意が必要です。
なぜなら離職者が多く、その度に応募しないと労働者をまかなえない状況であるといえるからです。
ただし事業拡大のために欠員補充ではなく、新規で募集をかけている場合もあるので一概には言えません。
この企業見たことある会社だなと思ったら、一度冷静になって企業の情報を調べてみましょう。
もしかしたら一定のタイミングで求人を出している企業かもしれません。
企業訪問時(面接時)にブラック企業を見分ける方法
企業訪問時にもブラック企業かどうかを判断する基準があります。
求人票では気づけなかったことでも企業訪問で気づけることもあるので、以下の項目を参考にブラック企業の特徴を見分けてみましょう。
社員に元気がない
企業訪問時に社員の人とすれ違ったときに挨拶しても返さない・目を合わせない・元気がないなどがみられたときは注意です。
たまたますれ違った人がそうだっただけとも言えますが、平均して元気がない社員が多いなと感じる場合は、ブラック企業務めに疲れて心に余裕が無い可能性があります。
まずは働いている人の雰囲気を見てみましょう。
トイレを確認
面接前後で御手洗いに寄って共用トイレを確認してみましょう。
共用トイレは面接者含めお客様が使うことがありえる場所です。
そんなトイレの清掃がちゃんと行き届いている企業は、お客様を大事にする、ひいては社員を大事にする企業とも言えます。
大げさのようにも感じますが、見えないところまで気配りができている証拠なので、企業訪問時はトイレを確認してみましょう。
面接官が面接日、面接時間を忘れている
約束の時間になっても面接官が現れず、面接官がアポを忘れている場合は注意が必要です。
「面接」という業務に対してないがしろにしている可能性があります。
もちろん日々の業務をこなしながら面接を行うわけですから、人間ですし忘れてしまうこともあります。
ただブラック企業であるひとつの基準としては、面接日や時間を忘れる面接官はブラック企業の傾向があります。
圧迫面接をする
圧迫面接を行う面接官がいる場合は注意です。
圧迫面接するような面接官は、入社して直属の上司になったらコンプライアンス違反やハラスメントを平気で行うような人かもしれません。
ただ圧迫面接をすることで、面接者の対応力を見たいと考える面接官もいると思います。
しかしコンプライアンスやハラスメントが厳しいご時世に、いまだに圧迫面接をしてくる面接官がいる場合は、注意が必要です。
圧迫面接をする面接官がいれば注意しましょう。
面接官の対応が不誠実
面接官の対応が不快な態度や言動で、不誠実に感じられる場合は注意です。
例えば、
- 面接中にパソコンを開いて仕事をしている
- タバコを吸っている
- 寝ている
嘘のように感じますが、実際に口コミでよく見る面接官の態度です。
そんな態度の面接官となんて一緒に働きたくないですよね。
そのため面接官の態度や言動が不誠実な場合は、ブラック企業の可能性があるといえます。
ブラック企業を見分けるためにとるべき対策
就職四季報の活用
就職四季報とは、「企業の採用実績、有休取得状況、採用実績校、業績、残業時間」など就活や転活に必要な企業情報が掲載された本です。
毎年11月頃に発売されます。
就職四季報は企業側からの依頼により掲載されているわけではなく、自社独自で調査データを集約し掲載しているため、企業の肩入れが無い、よりリアルな情報が掲載されています。
また就職四季報には総合版以外にも「女子版」や「優良・中堅企業版」なども発売されており、さらに詳細な情報を得たい方は購入を検討してみるのもいいかもしれません。
企業や転職先の業種の実態など情報集めに活用できる本なのでぜひ購入をオススメします。
口コミサイトの活用
口コミサイトを活用するのもひとつです。
口コミサイトには主に
などがあります。
口コミサイトは現職者や退職者のリアルな声が聞けるので、良くも悪くも参考に出来る部分が多いと思います。
調べてみるとたくさん出てきますが、特に今回紹介した「転職会議」は登録しなくても一部機能が使えるので試しに使ってみるのもいいかもしれません。
まとめ
ブラック企業を回避する考え方から求人票による見分け方、企業訪問時の見分け方、ブラック企業に遭わないための方法と紹介してきました。
ブラック企業の特徴を書いてみましたが、必ずしも今回紹介したものに当てはまるからブラック企業というわけではありません。
あくまでも紹介した特徴があれば、ブラック企業の傾向があるのではないかということです。
今回の記事で転職を考えたい方はハローワークと合わせて求人サイト「doda 」を利用してみるのもおすすめです。
\非公開求人も見れる!/
今回紹介した項目が判断材料になれば、筆者の本望です。
良い転職ライフを!